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COLUMN

アニメ『新右衛門編』コラム ~そして『ヴァンガードG』へ~

2019.9.10

アニメ新シリーズ『新右衛門編』がスタートしました!

7月に行われた戦略発表会で、新しい主人公が公開された時には会場もTwitterもザワザワしていたのを覚えています。

 

今回のシリーズは、新シリーズでありながら時間軸は“過去”

初代『ヴァンガード』においては先導アイチを、続く『ヴァンガードG』では新導クロノを見守りサポートしてきた“大人”である新田シン店長が、高校生だった頃のストーリーです。

『G』シリーズでは、クロノの父・ライブとチームメイトだったことが明かされるなど、シン店長の過去には何度か触れられていました。

私を含め、そのあたりのお話を見てきたファンにとっては一層楽しめるシリーズになるのではないでしょうか?

 

 

■主人公のクランは《ジェネシス》!

これも発表会で公開された時には、驚きでしたね。

新田シン店長が使うクランと言えば《むらくも》でした。しかし、発表されたクランはなんと《ジェネシス》

 

ソウルブラストが特徴のクランで、リアガードがチャージしたソウルをヴァンガードが一気に消費し、強烈な一撃を叩き込むのが得意です。

今回は、ソウルを消費してイマジナリーギフトを得る動きに加えて、新たに【星域】という独自の領域を持って登場しました。

 

クランは変わりましたが和風イメージは変わらず、第1話におけるマークとの対戦は純和風の世界観での対戦となりました。将来「チームNippoN」に所属する二人らしい組み合わせです。

 

また《ジェネシス》は、もともと《リンクジョーカー》の侵攻に対抗するために組織されたクランとして登場しました。(時系列が変化している現在の設定は不明ですが……)

「エスカ」の侵攻からカードキャピタルを守ろうとする新右衛門が手にしたというのは、なるほど納得です。

 

 

■『G』とのつながり

ここからは『ヴァンガードG』シリーズと『新右衛門編』とのリンクについてお話します。

メインキャラクターの新右衛門、ミクル、ライブは『G』に登場していたキャラクター。

『G』の35話で再会したシン店長とミクルさんが「10年ぶり、ですか」と言葉を交わしていたシーンを覚えている方も、多いのではないでしょうか。

その「10年前」のエピソードが描かれると思うと、ワクワクしますね!

 

ちなみに35話と言えば、シン店長がクロノとファイトした回です。

 

「いいえ、私はヴァンガードファイター“新田新右衛門”!」

 

クロノとの対戦の時に、シン店長は眼鏡を変えていました。上下のフレームがないデザインの……あれ、これって?

 

7月の戦略発表会では、クロノの前に立ちはだかった重要人物の神崎ユウイチロウ、安城マモルの上司となる大山リュウタロウ、そして《アクアフォース》の「ヴァレオス」がディフライドしていた海津ルウガの登場が発表されています。

 

ディフライドと言えば、事件のカギを握っていた「ガスティール」は日比野アルテという人物にディフライドしていました。

今回の敵役、エスカの社長である日比野エスカとは、何か関係が……?

他にも『G』シリーズとのリンクを思わせるセリフなどが随所に出てきています。

それらが今後の展開に関わってくるのか……楽しみですね!

 

■《ジェネシス》の新カードを考察!

最後に、新右衛門が使用する《ジェネシス》の2枚の切り札について考察していきましょう。

 

  • 「煌天神 ウラヌス」

新右衛門がイメージライドするグレード3「煌天神 ウラヌス」は、通常のイマジナリーギフトに加えて、ソウルブラストでもうひとつのギフトを得ることができます!

【フォースⅠ】を選べば、合計でパワー+20000となります。

しかし、これだけでは他の切り札と比べると少し物足りません。「ウラヌス」の真価は“サークルシフト”能力にあるのです!

 

ギフトを5つ得ると、ヴァンガード後列のリアガードサークルを【星域】に変更する“サークルシフト”は「ウラヌス」だけが持つ特別な能力。

【星域】には、種族が〈星神〉でないユニットは存在できませんが、そこにコールした〈星神〉は後列からアタックが可能で、さらにドライブチェックも可能になるのです!

「ウラヌス」の後ろに立つ、戦う守護神を召喚するイメージですね!

ギフトはリアガードの能力でも得られるので、頑張って5つのギフトを集める構築になりそうです。

 

  • 「絶界巨神 ヴァルケリオン」

【星域】に立つ切り札「絶界巨神 ヴァルケリオン」は、グレード5、パワー70000という破格の数字を持つ〈星神〉です。

設定上《ジェネシス》ではなく《クレイエレメンタル》に属していますが、事実上《ジェネシス》専用のユニットと言っていいでしょう。

(手札からバインドするために《ギアクロニクル》に入ることもあるとか、ないとか……)

 

登場時に、山札の上5枚の中から選んだユニットのグレードがドライブチェックの数になる!という能力を持っています。

【星域】のユニットはドライブチェックができるので、グレード3を多めに入れておけばトリプルドライブも狙えますね!

 

しかし「ヴァルケリオン」は引きすぎると事故要因になりかねませんし、かといってデッキに入れる数を減らすと肝心な時に引けない可能性があります。

使いこなすのはちょっと難しいですが、決まった時の破壊力は抜群!という、ある意味で《ジェネシス》らしい切り札と言えるでしょう。

何度もファイトして練習して、使いこなしてあげたいですね。

 

今回のコラムはここまでです。

次回は『神羅創星』のコラムでお会いしましょう!

 

(ライター:神田一)